2024/9/24以降、当面の予約枠の満了およびスタッフの人員不足のため、北区胃がん検診および保険診療での上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)の受付・実施をいったん中止いたします。
当院の内視鏡は...
経鼻内視鏡という通常よりも細い内視鏡(スコープと呼びます)を使用し、
食道・胃・十二指腸を観察します。口から行う内視鏡よりも
苦痛がなく行えるというメリットがあります。
「内視鏡検査を受けるのに抵抗がある方」や「病気も不安だけど検査も心配」
という方は外来受診の際にご相談ください。
朝一から検査を行い、検査後に一緒に画像を見ながら説明を行います。
午前9時半頃までには検査と説明が終了します
(病理検査結果などは後日説明します)。
なぜ胃がん検診が必要なのか
胃がんは“がん”の中でも罹患率は男性で第2位、女性で第3位とまだ数の多い病気です。
(死亡者数は第2位)
粘膜層や粘膜下層にとどまっている「早期がん」の時期ならば、手術で100%近く治りますが、筋層やさらに外へ進むにつれ、治る率はだんだん下がってしまいます。
早期発見、早期治療がいかに大切かということです。
早期がんの時期は、ほとんど自覚症状がないので、毎年(ないしは2年に1度)定期的に検診を受けるようにしましょう。
北区胃がん検診
※当院では内視鏡検査(胃カメラ)を行っております。
北区在住の50歳以上(昭和48年3月31日以前に生まれ)の方で、前年度胃内視鏡検査を受診されていない方。
※次の方は検診を受けられませんのでご了承ください。
【胃がん検診共通】
【内視鏡検査】
北区胃がんハイリスク検診
今年度30歳、40歳になる方
(対象の方には、5月中旬に受診票が送付されます。)
※過去に胃がんハイリスク検診を受診したことがある方は対象年齢であっても受診できません。
※以下の項目にあてはまる方は、判定が困難であったり、治療を優先させる必要があるため、原則受診できません。
問診、血液検査(血清ペプシノゲン、血清ヘリコバクター・ピロリ抗体)
血液中のペプシノゲンの量を測定して、胃の状態を調べる血液検査です。ペプシノゲンは、胃液に含まれるペプシン(消化酵素)のもととなる物質で、わずかな量が血液中に移行するため測定できます。この量が減少し一定の値に達すると「陽性」と判定されます。
陽性とは、胃粘膜が萎縮し、薄くなっている(萎縮性胃炎の状態)と判断できます。萎縮性胃炎の状態は、胃がんなどの疾患が発生しやすい状態であると言われています。
血液中のピロリ菌の抗体の有無を測定し、ピロリ菌に感染しているかを調べる血液検査です。ピロリ菌は人間の胃の中に住む細菌で、ピロリ菌が胃潰瘍や十二指腸潰瘍、萎縮性胃炎の原因のひとつとなるほか、ピロリ菌の感染と萎縮性胃炎があると胃がんになる危険性が高まるといわれています。