皆さん、こんにちは。
現在もまだ新型コロナウイルスの新規感染者数が増えている、大変な事態が続いていますね。
私自身も、町のお医者さんとして果たすべき仕事はなんだろうと、いつも自問自答しています。
当院には、赤ちゃんからご高齢の方まで幅広い年代の患者さんが昔から通院されているため、まずはその既存の患者さんたちに安心して通院してもらえることが一番大切なことだと考えています。
そのために当院で行っている対応としては、発熱や咳などの症状がある患者さんは他の患者さんと入り口を分け、それぞれ2階にある個室で診察を行うようにしています。当然ですが、私を含むスタッフの健康管理・施設内の消毒・換気も徹底しています。最近では少しずつコロナウイルスPCR検査を実施するクリニックも増えてきていますが、当院ではあえてPCR検査は受け付けておらず、必要に応じてPCRセンターや発熱外来への紹介という対応にさせて頂いています。(最初からPCR検査を目的として受診を希望される方の問い合わせなどは、やむを得ずお断りしているケースもあります)
現状ですと、お互いにマスクを着用した状態での会話や、手指消毒を適宜行っていれば、コロナウイルス感染の拡大は抑えられます。経済活動と感染拡大防止の両立が大切であることは承知していますが、やはりマスクを着用しない状態での向かい合ったスタイルの食事や飲み会は感染のリスクが高いので引き続きの注意が必要です。
また、感染が拡がっている中で医療者として心配なことは、本来は受けるべき健康診断などを躊躇される患者さんが出てくることです。北区でも特定健診が8月から開始となります。(小児の健康診断やワクチンは期間を問わず行っております。※予約制です) 必ず自宅に届いた書類を窓口にご持参頂き、後日、密にならないように配慮した日にちと時間帯を設定して健診を受けて頂くようにしています。もともと病院に定期的に通院している患者さんは別ですが、普段病院に受診する機会がない方々にとっては年に1回の健康をチェックする非常に大切なチャンスだと思いますので、極力健診を受けて頂くようお願い致します。
また、質問などあれば遠慮なく聞いて下さい。引き続き、少しでも皆さんが安心して過ごせるように手助けさせて頂きたいと思います。
板垣亮平